ファイルツリーの中で自分の位置をつかみ、pwd、ls、cdでフォルダからフォルダへ移動しましょう。
このレッスンを Kodokon で開くファイルエクスプローラーでは、自分がどこにいるかが常に見えています。パスがウィンドウの上部に表示され、フォルダの中身が目の前に広がっています。ターミナルでは、そうしたものは初期状態では何も見えません。それでも、あなたは必ずどこかにいます。どの瞬間にも、シェルは1つの決まったフォルダの中にいて、これをカレントフォルダ、あるいは作業ディレクトリと呼びます。位置をつかむには3つのコマンドで足ります。今どこにいるかを知るもの、そこに何があるかを見るもの、そして移動するものです。1つ目は pwd、print working directory の略です。何も変更せず、ただ「私はどこにいるのか?」という問いに答えるだけ。迷ったと感じた瞬間に打つべき、反射のようなコマンドです。
yoann@laptop:~$ pwd
/home/yoann2つ目は ls、list の略で、カレントフォルダの中身を表示します。単独で使うと、名前だけのすっきりした一覧が出ます。オプション -l(long の意味)を付けると、各行が詳しくなります。権限、所有者、サイズ、そして更新日時です。オプション -a(all の意味)を付けると、隠しファイル、つまり名前がドットで始まるファイルも表示されます。オプションはコマンドの後ろに、ハイフンを前に付けて置きます。組み合わせることもできて、ls -la のように書きます。
yoann@laptop:~$ ls
Desktop Documents Downloads Pictures
yoann@laptop:~$ ls -l
total 16
drwxr-xr-x 2 yoann yoann 4096 7月 20 09:14 Desktop
drwxr-xr-x 5 yoann yoann 4096 7月 21 18:02 Documents
drwxr-xr-x 3 yoann yoann 4096 7月 19 11:47 Pictures
yoann@laptop:~$ ls -a
. .. .bashrc Desktop Documents Downloads Pictures3つ目は cd、change directory の略で、あなたを移動させます。行きたいフォルダの名前を渡します。丸暗記する価値のあるショートカットが4つあります。cd .. は1つ上の親フォルダに上がります。cd ~ はホームフォルダに一発で戻ります。cd / はマシンのルートに行きます。そして cd を単独で打つと cd ~ と同じ動きをします。なお、cd が成功したときにはメッセージが一切出ません。ターミナルでは、沈黙こそがすべて順調だという合図です。
yoann@laptop:~$ cd Documents
yoann@laptop:~/Documents$ pwd
/home/yoann/Documents
yoann@laptop:~/Documents$ cd ..
yoann@laptop:~$ cd ~
yoann@laptop:~$ pwd
/home/yoanncd .. コマンドは何をしますか?cd Documents と打ったのに、ターミナルには何も表示されません。何が起きたのでしょう?